仕事が終わって夜道をトボトボとしたを向いて歩いていたら
青春の輝きを放つ大学生たちとすれ違いました
こちとら卒業してからもう何年経ったかも曖昧で
思い出す時間もきっかけも随分減ってしまったのです


ずっと学生のままでいれたらなぁなんて考えたこともないぐらい
学生の頃の僕は何も考えてなかったのさ
結局あの頃の眩しかった思い出は心の奥底に沈んでしまって
いつでも取り出せる場所にはもう置いておくスペースは無くなったのです


夢の中にいるような
そんな時間はとっくの昔に終わって
夢の中にいるような
僕は退屈な大人になってしまったんです
夢の中にいるような
そんな気持ちになるのは束の間のことで
夢の中にいるような
美しすぎる人生はあまりにも現実的なわけです



昨日は何だか緊張してあんまり眠れなかったので
待ち合わせよりも30分も早く着いたのはいいんですがすごく眠たいわけです
けど久しぶりの友達に会うんだから眠たいところを見られるのもカッコ悪いので
普段飲まないブラックコーヒーでカッコつけながら眠気を覚ましているわけです

卒業してから初めて会うから8年ぶりの再会で
あなたはジャケットを着てすっかり大人の男に変わってました
僕はといえば学生の時から履いてる靴で来てしまったことを恥ずかしく思い
そんなことに気を取られている自分自身が情けなくなったのです


再開の喜びは僕の予想を超えて空まで突き抜けて
会わなかった時間なんて無かったものになってしまったのです
結局あの頃の眩しかった思い出は心の奥底でも輝いていて
こうしてあなたに会うことで再び意味を持つことができたのです


夢の中にいるような
そんな時間が再び目の前に
夢の中にいるような
あの気持ちを思い出せました
夢の中にいるような
だけど今は確実に現実なわけで
夢の中にいるような
楽しい時間はまだ始まったばかりなんです


作詞:ダミアン火事腹
作曲:神童666